試合形式の種類について
バドミントンの試合形式には、主に以下の種類が存在します。
種類 | 概要説明 |
---|---|
シングルス | 1対1で行う試合形式。 |
ダブルス | 2対2で行う試合形式。また、ペアは同姓同士となる。 |
ミックス | 2対2で行う試合形式だが、ペアは男性と女性で組む。 |
トリプルス | 3対3で行う試合形式。また、3人目の選手の名称をリベロと呼ぶ。 |
また、団体戦の場合は、上記の内容を組み合わせたものとなります。(組み合わせは大会によってことなります。)
例:シングルス・ダブルス・ダブルスを行い、2つで勝ったチームの勝ちなど
シングルス
1. 21点3ゲームで2ゲーム先取によるラリーポイント制
※公式ルールでは上記の通りですが、大会によって点数やゲーム数が異なる場合があります。
昔バドミントンをしていた方はサーブポイント制だったと思いますが、2006年の途中からラリーポイント制に変更となりました。以降私が知る限り全ての大会はラリーポイント制となっています。久しぶりにバドミントンに復帰される方は注意してくださいね。
※また、ラリーポイント制とは、サーブ権がどちらにあるか関係なくラリーに勝った方にポイントが入るというものです。
2. 20対20(21点マッチの場合。15点マッチの場合は14点)になった場合、2点差がつくか30点を先にとった方が勝ちとなる。
3. 各ゲームで一方のポイントが11点になった時に1分間を越えない休憩時間を設ける。
4. ゲーム間は2分間を越えない休憩を設ける
5. ラリーに勝った方が、次のサーブを行う。
6. サーブは自コートのサービスエリアから対角線上の相手コートのインエリアに向かってサーブを行う。
7. サーバー(サーブを打つ人)は得点が偶数(0を含む)の場合はコートの右側からサーブを行い、奇数の場合は左側からサーブを行う。
※6と7については、バドミントンのコートについて開設しているこちらのページも参考にしてください。
ダブルス・ミックス
ダブルスとミックスは基本的に同じ内容になる為、併せて説明を行います。また、1~7まではコートのエリアを除きシングルスと違いはありません。
1. 21点3ゲームで2ゲーム先取によるラリーポイント制
※公式ルールでは上記の通りですが、大会によって点数やゲーム数が異なる場合があります。
2. 20対20(21点マッチの場合。15点マッチの場合は14点)になった場合、2点差がつくか30点を先にとった方が勝ちとなる。
3. 各ゲームで一方のポイントが11点になった時に1分間を越えない休憩時間を設ける。
4. ゲーム間は2分間を越えない休憩を設ける
5. ラリーに勝った方が、次のサーブを行う。
6. サーブは自コートのサービスエリアから対角線上の相手コートのインエリアに向かってサーブを行う。
7. サーバー(サーブを打つ人)は得点が偶数(0を含む)の場合はコートの右側からサーブを行い、奇数の場合は左側からサーブを行う。
※6と7については、バドミントンのコートについて開設しているこちらのページも参考にしてください。
8. サーブ権を持つ側が得点した場合、左右を交替し前回と同じサーバーがサーブを行う。サーブ権が戻ってきた時には、前回と異なるプレーヤーがサーバとなる。
・サーブ側がラリーに勝った場合、同一サーバーが左右を変えてサービスを行う。
・レシーバー側がラリーに勝った場合は、レシーバー側が次のサービスを行う。また、直前のサーブレシーブの位置を基準とし、自分達の得点が偶数の場合は右、奇数なら左にいるプレーヤーがサーブを行う。
9. セカンドサーブは無し(以前は存在したのですが、ラリーポイント制となった際に無くなりました)
トリプルス
1. 21点3ゲームで2ゲーム先取によるラリーポイント制
※公式ルールでは上記の通りですが、大会によって点数やゲーム数が異なる場合があります。
2. 20対20(21点マッチの場合。15点マッチの場合は14点)になった場合、2点差がつくか30点を先にとった方が勝ちとなる。
3. 各ゲームで一方のポイントが11点になった時に1分間を越えない休憩時間を設ける。
4. ゲーム間は2分間を越えない休憩を設ける
5. ラリーに勝った方が、次のサーブを行う。
6. サーブ・サーブレシーブの場面において、リベロ以外の2人が現行のダブルスと同じルールで交互にサービスレシーブを行う。
7. 1ゲーム内でのリベロの交代は出来ない。
8. 各ゲーム毎にリベロは交代しなければならない。(1試合内でのリベロの重複は認めない。)
甲チーム(A・B・C)対乙チーム(D・E・F)のトリプルスマッチの(試合)進め方
* 甲チームがトスに勝ち、サーブする方を選んだ。(甲チームAが1、Bが2 乙チームDが1、Eが2の順番とした場合) |
* Aが最初のサーバー、Dが最初のレシーバー(A→Dにサービスされる) |
* CとFはリベロなのでサービス・サービスレシーブは行わない。 |
事の成りゆき | スコア | サービスコート からのサービス |
サーバーとレシーバー | ラリー の勝者 |
サーブの相手 (乙) (甲) |
---|---|---|---|---|---|
0-0 | 右サービスコート サービングサイドの スコアが0か偶数 |
AからDにサーブする Aが最初のサーバー Dが最初のレシーバー |
A B C チーム |
E A D B |
|
甲チームが1ポイントを得る Aがサービスコートを替える 再びAが左サービスコートからサーブ 乙サイドは同じサービスコートに留まる |
1-0 甲 乙 |
左サービスコート サービングサイドの スコアが奇数 |
AからEにサーブする | D E F チーム |
E B D A |
乙チームが1ポイントを得る 同時にサービス権を得る どのプレーヤーともサービスコートに留まる |
1-1 乙 甲 |
左サービスコート サービングサイドの スコアが奇数 |
EからAにサーブする | A B C チーム |
E B D A |
甲チームが1ポイントを得る 同時にサービス権を得る どのプレーヤーともサービスコートに留まる |
2-1 甲 乙 |
右サービスコート サービングサイドの スコアが偶数 |
BからDにサーブする | D E F チーム |
E B D A |
乙チームが1ポイントを得る 同時にサービス権を得る どのプレーヤーもサービスコートに留まる |
2-2 乙 甲 |
右サービスコート サービングサイドの スコアが偶数 |
DからBにサーブする | D E F チーム |
E B D A |
乙チームが続けて1ポイントを得る 乙チームがサービスコートを替える Dが左サービスコートからサーブする 甲サイドは同じサービスコートに留まる |
3-2 乙 甲 |
左サービスコート サービングサイドの スコアが奇数 |
DからAにサーブする | A B C チーム |
D B E A |
甲チームが1ポイントを得る 同時にサービス権を得る どのプレーヤーともサービスコートに留まる |
3-3 甲 乙 |
左サービスコート サービングサイドの スコアが奇数 |
AからDにサーブする | A B C チーム |
D B E A |
甲チームが続けて1ポイントを得る 甲チームがサービスコートを替える Aが左サービスコートからサーブする 乙サイドは同じサービスコートに留まる |
4-3 甲 乙 |
右サービスコート サービングサイドの スコアが偶数 |
AからEにサーブする | D E F チーム |
D A E B |
※参考元(第6回全国バドミントントリプルス選手権大会様、長崎県バドミントン協会様)