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素振り(ラケットワーク)の練習について|STEP3.バドミントンの練習方法
素振りのやり方・ポイント
素振りは、正しい体の使い方やフォームを身に付けることを目的として行う練習です。目線は常にシャトルを意識し、下半身については棒立ちにならないよう注意しましょう。慣れないうちは上半身だけに気が向きがちですが、下半身、特につま先や膝の向きに注意し、体重移動の感覚をしっかり身に付けましょう!
主な素振りの紹介・練習時の注意点
フォアハンドの素振り
- 肘をまっすぐ横に伸ばし、手は親指が上の位置にくるよう構えます。(手のひらが正面を向いている状態。腕とラケットが直角になるように構えます)
- 手のひらが正面から下を向くイメージで、手首を使いラケットを振ります。
- 振り終わった後は、手のひらを下から正面に戻すイメージで手首を返し最初の構えの状態に戻します。(ラケットを戻すときは振ったときと同様の最短軌道を通るようにすること。これを意識していないと、ショットを打った後に手首を無駄に回すクセがつき、構えが遅くなる原因の一つになることがあります)
- 足は棒立ちにならないように注意
ラウンドの素振り
- フォアハンドの最初の形から、腕を上にあげ頭側に持っていきます。
- この状態から、手首を前に返すイメージでラケットを振ります。
- 振り終わったあとは、振ったときと同様の軌道をラケットが通るように戻し構えます。
バックハンドで上から下への素振り
- フォアハンドとは逆に、手の甲を前に倒すイメージでラケットを振ります。
- ラケットを振る際は親指でしっかり押すようにします。
- 打点がネットより低くならないように注意してください。
バックハンドで下から上への素振り
- 足は肩幅より少し開くぐらいのスタンスで構えます。
- また、構えた際に右利きの方は右足を、左利きの方は左足をそれぞれ半分前に出します。
- 振る際はサムアップした親指でしっかりラケットを返すように押します。
- 体の正面だけではなく、左足前や右足前など、いろいろな位置でこの素振りを行うこと。
- 初心者の方やジュニアなどは膝のバネを使う(打つ前曲げておき、打つタイミングで伸ばす)と遠くへ飛ばせるようになります。
フォアハンドで下から上への素振り
- 足は肩幅より少し開くぐらいのスタンスで構えます。
- また、構えた際に右利きの方は右足を、左利きの方は左足をそれぞれ半分前に出します。
- テイクバックが大きくなってしまわないように注意しましょう。
オーバヘッドストロークでの素振り
- 詳細は「ステップ2 ストロークの種類」を参照ください
- ラケットの軌道は右利きの方は体の右から左に流れるように振ります。ただし、最初の角度は利き腕側の70~80度になるよう意識し、できるだけ縦のスイングになるようにしてください。
- 重心は打つ前は後ろですが打った後は前にくるよう体重移動を行います。
- ラケットの面が背中を通るように意識します。また、体の稼動部位としては腰&肩⇒肘⇒手首という流れで全身を使って打ちます。
- 打つ際に、強く振ろうとするあまり上半身が前に倒れてしまわないよう注意ください。
素振りを行う上での注意点まとめ
全ての素振りで共通するポイントとしては、以下の点があります。
- 常にシャトルをイメージする(下は向かない)
- 打点(手首を返すタイミング)を意識する
- 体重移動は行うが、体の軸はまっすぐに安定させる
- 大振りをしない。強いショットを打つためには大きなスイングではなく速いスイングを心がける。
- ラケットの面の向きを常に意識する。
細かい点を言えば他にも膝の角度やそれぞれのスイングの角度などキリがありませんが、まずはここに記載したことが行えるようこれからも練習を頑張ってください!